年配の方は言うに及ばず、懐かしの歌が好きな方にはたまらない「歌謡曲」の本があります。
それがこれです。
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「歌謡曲のすべて」の作り
「歌謡曲のすべて」と銘打っていますが、歌謡曲と言われる以前の唱歌童謡であったり、軍歌も収められています。
年代をもとに記載されているので、唱歌・童謡 → 軍歌 → 歌謡曲の流れになっています。
例) カチューシャの唄 → 麦と兵隊 → リンゴの唄
このようなページの流れです。
歌詞+楽譜+ギターコード
この本の素晴らしさは、載っている曲数の多さに加えて、歌詞・楽譜・ギターコードも載っていること。
本によっては、わざとのように難しいコードに変えていたりするけど、この本は難しいコードがほとんど出てきません。
きっと、昔は基礎的なコードを使った曲ばかりだったからだと思います。
歌本の宿命として、コードの間違いは多少あります。
それでも、耳コピをするにしても簡単なコードなので助かります。
コードに関しては、上巻の事で下巻になると現代の歌になるので、難しいコードがたくさん出てきます。
上下巻の2冊
2021年現在、「歌謡曲のすべて」は上下巻の2冊で構成されています。
・ ページ数 598P
・ 掲載曲数 927曲
・ 最初の曲「桜井の決別「鉄道唱歌」「さのさ節」
・ 最後の曲「別れの予感」テレサテン(1987年7月)
・ サイズ B5 厚さ2.5cm ほぼ 900g(弱い譜面台では心もとない重量感)
・ 紙質 良
・ 2002年11月創刊
・ 現在進行形で毎年新曲等を加えている
・ 最初の曲「パラダイス銀河」光GENJI
曲の目安としては、上巻が~昭和。下巻が平成~のような作りです。
上巻は固定されていて、下巻のみ年度で曲の加筆をしています。
その関係でページを載せることができません。
参考までに、私の持っている下巻はこうなっています。
928曲目「パラダイス銀河」
~1331曲目「レット・イット・ゴー ありのままで」 総ページ427P
2015年改訂版なので、現在は相当数が加わっていると思います。
目次の作り方
見開き1ページの中に、3~4曲ほどが記載されています。
見開きからはずれて、次のページに同じ曲が続くという事はありません。
見開きの中でのページの続きはあります。
目次の表記とページがリンクしていないので、目的の曲を探すのは少し手間がかかります。
上巻は一生もの
厚く重い本ですが、製本はしっかりしていて、上巻は一生物です。
(下巻は今後も加筆されます)
紙の質も良いので、くたびれる事もありません。
私は両親が懐メロ好きだった関係で、家の中ではいつも戦前から昭和30年代ほどの唄が流れていました。
子ども心としては、古臭くて全く好きになれず、家で聞かされるのが本当にイヤでたまりませんでした。
しかし、大人になるにつけ、懐かしくいい歌が多く感動します。
ギターコードが載っているので、ご両親、ご祖父母、ご年配者の方に聞かせてあげてはいかがでしょうか。
一生物の歌本です。
下巻はこちら
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