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グレープの名曲「無縁坂」をギターで弾き語りをしました。
優しいメロディの中に深い母への思いが込められた曲で、テンポや抑揚が難しい一曲です。
今回は、弾く時に気をつけたい事や、コードチェンジのポイントをメモしておきます。
まず、はじめに…
私はギター歴はそこそこあるのですが、テクニックはまるでないです。
人に教わることもほとんど無くて、独学?で弾いてきました。
セッションもしたことはなく、誰かに合わせるなどの事もしたことがありません。
原曲を無視するように、勝手にカポをしたり、弾きづらい時、歌えない時はこれまた勝手にコードも変えています。
おまけに、頑固なほどストロークを弾きません(弾けません)
数か月一生懸命に練習を重ねた人の方が、はるかに上手だと思います。
これからギターを始めようかと思う初心者の方。
そこを踏まえてから参考にされてください。
これがお手本だ!
って、決して思われませんようにww
「音楽は自由な友だちだ」私のモットーです。
・ 1975年作
・ 作詩 / 作曲 さだまさし
・ ドラマ「ひまわりの詩」主題歌
・ コード Em
・ カポタスト 2
無縁坂のコード進行
ゆっくりした曲ですが、コード自体はしっかり一音一音をはっきりと弾きましょう。






B7とBm
パッとコード表を見た時に、「B7」と「Bm」は難しく見えることでしょう。
実はB7はあまり難しくなくて、すぐにマスター出来ると思います。
指位置としては、4弦1フレットが人差し指で、あとの3つはそのまま中指・薬指・小指の順となります。
かたや、初心者さんにはBmはなかなか難しいと思います。
何故なら、私自身が今でもちゃんと弾けないからです(笑)
ずっと避けて通ってきたのですが、50を過ぎて再びギターを弾くようになった時に、避けて通るには、多すぎる登場についにやってみることにしました。
しかし、Fと同様、どうも私の人差し指は力が乏しくて、セーハすることができません。
ならばどうするか。
出来なければ、出来ないで、雰囲気でごまかす。これ一択。
とりあえず、私は形はそのままBmを押さえます。
音がちゃんと鳴るかどうかは、その時まかせです。
なんちゃってBmは個人個人で作ってみてください。
2フレットは1弦だけを押さえるとか…。フィーリングで。
(この例の場合、5・6弦は使わないので、弾かないようにしましょう。変な音になります)
もちろん、ちゃんと押さえて、ちゃんと音が出ることに越したことはありません。
弾き方のコツ
歌い始めの「Em」は4弦からアルペジオで弾いています。
Emは6弦から弾くことが多いのですが、あとに重みを置きたいので、私は4弦から弾いて「ため息つけば」の部分を6弦から弾いています。
こうすると、音に深みがでるので、雰囲気がかわります。
これはおすすめです。
この曲は全体を通してアルペジオが良いと思います。
まだアルペジオが出来ない場合は、ストロークでもいいでしょう。
その場合は、上下に弾き手を動かさずに、上から下への移動で静かに弾き下ろすのが良いと思います。
そして、いつの日かアルペジオで弾けるようになるといいですね。
どんな曲でも「絶対」は無いので、気持ちよく弾きたいように弾くのがいいと思います。
歌の抑揚
幼き頃に、母と手をつないで静かに坂道を上るわけですから、静かにしっとりと歌うのが良いでしょう。
ずっと静かに抑え気味に歌い、最後の「かみしめるような」の後半から「ささやかな僕」までを盛り上げるように歌うと良いかな…?と思います。
続きの「の母の人生」で、静かに結ぶと良いように思います。
歌う時に気をつけたいポイント
歌を歌うとき、だいたいその詞で情景を想い描いたり、自分の人生と重ね合わせたりします。
この歌は、老いてゆく母の人生を歌っています。
どうしても、どうしても、ホロっときます。
ホロっときていい時はそれで良いのですが、ここ一番で歌いあげる必要のある時は、わざと別な事を思い浮かべながら歌うのも「手」です。
感情移入すると、だいたい「完奏」できなくなります。
無縁坂 まとめ
ゆっくりとした静かな歌で、強い抑揚が無い分、少し難しめの曲かもしれません。
コードはBmを除くと、頻繁に使うオーソドックスなものがほとんどなので、とっつきやすいと思います。
もし、B7に戸惑っていたら、すぐに弾いてみてください。
あっと言う間にマスターできるはずです。
コードの進行は、まず慣れること。
初めはどうしても指の位置を自分の目で見てしまいます。
それを未熟だと思わないでください。それは成長です。
みんなそこを通っています。
指の痛みだってそうです。誰だって痛いです。
ハ~っと息を吹きかけるだけで、痛いです。
でも、すぐに慣れます。
痛いから、押さえられないから、音が出ないから…。
そんな事でやめないでくださいね。
少し続けるだけで、あっと言う間に上手になっているはずです。
指の痛みがなくなって、押さえたコードも見なくなったら、是非誰かにお披露目してください。
音楽が嫌いな人は、この世界にはいないと思います。
音楽は友達です。
ここからは…私の中の「無縁坂」
この曲は1975年なので、2021年現在、46年の年月がたっています。
この時代はまだ「母はか弱い者」というイメージがありました。
自分が食べるよりも、子どもをいつも優先する愛の深い人…というイメージを持っています。
昔の母親像は、まさにそんな感じでした。
男の子は特にですが、ほとんどの場合母親の背丈を追い越します。
女の子も半数以上は越すのではないかと思います。
これは身長が伸びていく子どもと、逆に縮んでしまう母との反比例もあります。
(私自身もリアルに経験をしていますが、還暦近くなると1年に1センチほど縮まっています)
母が自分よりも小さくなってしまう。
私ごとですが、私が母の身長を超えたのは小学校5年か6年の頃です。
越したと同時に、母と手をつなぐということから卒業しました。
まだ並んでいるうちには感じなかった「可哀想」という思いは、中学になった頃に芽生えました。
もう重いものは母に持たせてはいけないな…
そんな事を思いました。
何も可哀想な事は多くはないのに、なぜあんなに「憐れ」を感じたのだろう。
母を亡くしたのは、この曲と同じ年でした(1975年)
母が45歳。私は15歳でした。
だから、なんとなく、特別に感じる曲になっています。

 
									
																		
									
																		
									
									
									

 
											


 
						
						
						
												 
						
						
						
												 
						
						
						
												 
										
					 
									
 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	