昨日、いしだあゆみさんの訃報を知った。
思わず、エッ!?っと声が出た。
近年、お見掛けする時には確かに激やせをされていたけれど、とても元気な破天荒な雰囲気のある役柄が多くて、とてもお亡くなりになる事なんか感じられなかった。
10歳ほど年下の私としては、とても思い出深い女優さんだ。
訃報に関して、多くのニュースは「北の国から」からの「母さん」の役のことが多いけれど、私はどうしても「金曜日の妻たちへ」に思いがいく。
「中原久子」さんだ。
1983年のこのドラマは、私の人生のターニングポイントと重なって、非常に思い出深い。
当時の登場人物の年齢設定は30代後半くらいだったと思う。
竜雷太さんが演じた役でも、40代はじめくらいだったと思う。
今思えば、まだまだ若い、世間からは「若造」っていわれるくらいの年齢だけれど、あの当時は大人の雰囲気がプンプンだった。
私がひと回り年下だったからそう思ったのかもしれないけれど、実際、今の時代よりも実年齢が大人だった時代だろうと思う。
当時はまだ「不倫」という言葉は広く認知されていなくて(私の主観だけど)その言葉が広まったのは、このドラマのあとくらいだったように思うが、どうだろう。
いずれにしても、物語の成り行きに心底ドキドキしたものだった。
あの時代(ドラマは1983年)あの形の不倫はドラマになることはなくて、展開に驚いた。
次週の予告をみて、職場で「どうなるの? まさか…?」みたいに話題になった。
どう見ても、ドロドロの始まりに思えたけれど、そんなドロドロのドラマにはしないだろうと思っていたが…。
友情が根底にあるから、ドロドロではなかったかな。
何と表現するのがいいか…
さめざめ…? 後戻りができない背徳感に泣くから。
どんな言葉が似あうのか、わからないけれど、当時の物語としてはあまり無いものだったから斬新だった。
けれど、実際の世の中では、そこそこあった事例だったろうとは思う。
主要な二人がいけない恋におちて、情事をしてしまったから、家庭が壊れかけ、友情も壊れかけた。
でも、結果、あの時点では壊れなかった。
夫婦も別れることはなかったし、友情も切ることはできなかった。
最後の、フランスに発つ英子に久子がかけた言葉
「帰っておいで」
これは本心だったと思う。
ここ何年かは再放送がないけれど、再放送されることがあったら、また必ず見たいと思う。
録画は持っているんだけれど、リアルで触れてみたい。
中原久子を演じた、いしだあゆみさんのご冥福をお祈りします。
今回、何気なく「金妻」で検索をしたら、ロケ地巡りのチャンネルを見つました。
また、ドラマを深く思い出すことができました。
「金曜日の妻たちへ」が好きな方にオススメしたいです。
