66歳の日記

罵詈雑言

罵詈雑言。

ばりぞうごん。

長く知っている言葉だから、パッと見ただけで、そりゃひどい…と思ってしまうのは何故…

昨日、youtubeで、嫌いなひと、恨みをもっている人を思いながら「罵詈雑言」をノートに書くといいというのを見た。

筆圧強く、下に凹みができるくらいに力を込めて書く。

どんな罵詈雑言でもいい。人に見せるものではないから、書きたい事を書く。

今の時代、スマホにメモだろうと思うけれど、これは力を込めて書くことが大事なんだそう。

グッと力をこめる事で、手先から肩の筋肉まで使うことで、思いが入るらしい。

そうすることで、心の平静を保てるのだそう。

もっと、いろんな事を言っていたけど、作業しながら聞いていたので、詳しくは覚えていないし、それにその動画がなんだったのかがもうわからない。

流れ弾のような流れyoutube。

とにかく、あなたも今日ノートと鉛筆を買って、早速罵詈雑言を書きましょうという事だった。

そんな事を聞くと、すぐにノートと鉛筆を買いに行きたくなる性分。

でも、今回は買わずにいた。

なにせ、そんな性分なので、思い立った時に買ったノートや鉛筆(シャープ)がいくつもある。

でも、今回は書く以上はうんと筆圧をこめるから、1.0か1.3くらいの芯の物が欲しくなったけれど、とりあえず0.7mmで書くことにした。

そしてその相手。

一人は考えずとも浮かんでいた。

アイツなくして、他にいるはずがない。

でも、一人しか思い浮かばない。

それは幸せなことかもしれないけど、無理やり10人くらいはリストアップした。

どうせだから、過去にイヤだったことを思い出して、捻りだして…。

近々に接点がある人は、アイツ含めて、わずか二人。

あとは無理やり引っ張りだされた、多分私のことなど記憶にも無いだろう人たち。

申し訳ない… と思いつつ、過去の怒りを思い出していた。

え…? これでいいの? これで平静になる?

アイツへの罵詈雑言はノートではなく、レポート用紙をあらかじめ綴りから外して書いた。

おい、○○! ではじめ、レポート用紙は4枚使った。

大きい文字で筆圧を込めて。

文字数は1500弱。原稿用紙に換算したら、4枚弱。

これを、考えるより、ほぼ手に任せて書き上げた。

私も怒りがあったけど、手も相当怒っていたらしい…ww

一気に書き上げて、読み返した。

面白い読み物になっていた。

別に面白い話でもないのに、読むと面白いから不思議。

文章の中にいる私は、怒りというよりも、存在する「アイツ」というものを楽しくいじっている感覚がする。

嫌いでどうしようもないアイツが、小動物のようにさえ思えてくる不思議。

ただし、小動物ほど可愛くはない。妖怪だと思っている。

書いた紙はどうしたら良いのでしょうか。

アシスタントが講師?に聞いた。

捨てるといいですよ。人に見られたくないでしょ。

そりゃそうだわ。

私だって、これは身内にも見せたくはない。

こんな罵詈雑言を書く人だったんだって、思われたくはない…ww

いつ、何がおこるかわからない人生、ましてこの年齢。

「この書きなぐりは何?」って、回し読みされたくない。

よって、捨てることにしたけど、それにしては、何気に大作…。超大作。

こんなに一人の人を書き上げるなんてこと、そうそうない。

だから、その原本を元に、PCのメモ帳に写した。

なかなかの文章だったから、捨てることが勿体ない。

そうして、書くより時間をかけてメモに打ち込んだ。

メモなら、そこまで読まないと思って。そう願って。

最近、仕事を辞めたから、アイツと会うことはもうないだろうと思う。

私がものすごい嫌悪感を持ち続けていることを、多分アイツは知っている。

でも、人に話す事はあったとしても、まさか、ノートに長文で書かれるなんてこと想像していないに違いない。

筆圧込めて、思いを込めて、思いというより怨念こめて?

丑の刻参りをしたような気分。

何があって、どうして怒りがあるのか、思考の整理にはいいかもしれない。

でも、残せないね。

そりゃもう、私の人格が疑われる…ww

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