音楽

「北の漁場」を朝に聞く

私は最近、朝に「北の漁場」を聞く。
ご存じ、北島御大のヒット曲。

定年を迎え、それでもまだこれから何処かで働こうと思っているこの身体。
この身体が、どうにも動こうとしないこの日々。
頭ではあれこれ考えて、その姿までを想像するのに
現実のこの身体は、今日も何もしないでいる。

でも、寝転んでゴロゴロしているのならまだしも、
私はあまりゴロゴロもしない。
むしろ、ウロウロする。
狭い範囲で(家の中で)小さくウロウロしている。

その自分の身体に発破をかける歌が「北の漁場」
どの部分か。

腹にサラシ巻く

そう。私は腹にサラシを巻く為に聞いている。

ブルーカラーの男の仕事

私は断然、ブルーカラーの男の仕事が好きだ。
男の仕事と言わず、同じ仕事を女性がする事も好きだ。
どちらであっても、惚れる。

だから、海で闘っている男の歌は痺れることこの上ない。

釣果がおカネにシビアに響く仕事の厳しさ。
その日その日を生命をかけての海との闘い。
生命を預けることの気持ちの強さ。

私も、そんな仕事に就きたかった…ような気がする。
…大工と、機械整備士と、鍛冶職人にもなりたかった。
鍛冶職人になって、日本刀を作りたかった。

いずれにしても、キレイなシャツを着る仕事よりも
いつでも汚れていいように、ニッカポッカで
作業に熱中する仕事がしたかった。

そう、腹にサラシを巻きたかった。
実際は女性の身であるから、胸と腹に巻く事になるが。

胸にサラシと言えば、「女賭場師」がいた。
藤純子さんが実にカッコ良かった。

魚を釣るために

私は魚を釣る必要がある。
魚の釣り方は色々と教わった。
子どもの頃や、若い頃は魚自体をもらったけど
もう、これからは魚は自分で捕る。

その為に「北の漁場」を聞いている。

腹にサラシを巻く為に。
でも、昼ころには、サラシ、ほとんどはだけているのが現状だ。

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