私には、3つ行っておきたい所がある。
それは。
両国国技館。
宝塚歌劇団。
歌舞伎座。
外国の人も行きたいだろうけど、私はせっかく日本人に生まれたのだから、お国の宝として、是非生きているうちに行っておきたいと思っている。
私は生まれも育ちも北海道なので、この3つを見るのは勇気がいる。
「わざわざ」なのである。
地方の巡業とかもあるだろうけれど、やはりここは「本場」を見たい。
相撲は、実はあまり興味がない。
千代の富士はカッコいいと思っていたけれど、相撲ファンだった時代はひとつもない。
でも、やはり、一度は生で見てみたい。
女人禁制と言われている「土俵」も見てみたい。
力士同士がぶつかる時の音を聞いてみたい。
すごい迫力だと言われているから。
そして、番付表なるものも、手に入れたい。
どれだけ小さな文字になっているのか、見てみたい。
そこから上がってゆく下剋上を想像してみたい。
宝塚も特にファンではない。
実は、誰のことも知らない。
過去の人ならいくらか知っているけれど、ファンだったことはない。
(女優さんになってから好きになった人はたくさんいる)
演目もベルばらくらいしか知らないと思う。
そんな私が宝塚を語るな!って言われると思うけれど、やはり是非一度見てみたい。
生で見て、誰かに惚れてみたい。
そして、歌舞伎。
御多分に漏れず、これも全然ファンではない。
人のことは何人も知っている。
でも演目はなにひとつ知らない。
歌舞伎については、事前に勉強はしたいと思う。
いつの時代の誰がはじめなのか。
なぜ市川團十郎の「成田屋」が別格なのか。
これまで知らなかったことが恥のような気もする。
会社員時代、本州にはよく行った(仕事で)
けれど目的以外の事に時間を割かなかったので、上記の3つはおろか、観光はいっさいしてこなかった。グルメも興味がない。
今はもう自由の身だから、お金と時間があれば、いつでも行ける。
しかし、本州に行くこと自体が「事件」なのである。
飛行機に乗って、津軽海峡を渡るのが「冒険」なのである。
しかも、時間もお金もかかる。
けれど、行っておきたい3つを定めてから、おそらく30年以上。
いつかは行けるような気がしていたけれど、もう今となっては、覚悟をもたないと行けないと思うようになった。
人生の時間が少なくなっている。
やはり、自分の足で出向きたいと思うし、感動もしたい。
目標達成を喜びたいし、人に語れるくらいの経験をしたい。
3つのうち、なにひとつ叶えられなかったら、この人生、後悔する。きっと。
でも、その前に、少しは好きになってから行けよ!失礼だろ!
ということも、わかっている。
予備知識で、気持ち膨らませます。
いつの日か。必ず…!