65歳の日記

YouTubeがくれた小さな奇跡

つい先日、2025年4月にアップした「卒業写真」にコメントをいただいた。

私のチャンネルはコメントをいただくことがとても少ない。

ひと月に1~3くらいだろうか。

そんなチャンネルに久しぶりにコメントいただいた。

ありがたい限りだ。

さだまさしさんの曲を何曲かカバーさせていただいているので、さださんと同郷ということで弾き語りの動画を検索して偶然に私のチャンネルに辿り着いたそうだ。

コメントははじめの2行くらいしかスマホに表示されないので、さださんの同郷の方で偶然につながった…この認識しかなかったのだが、開いてみて驚いた。

なんと、小学校時代、さださんと同級生だったという。

私は即座に「それはうらやましい」と返信をいれた。

あの博識でおしゃべりな佐田少年と同級生なんて、なんて楽しいクラスなのだろう。

うらやましいというのは、お世辞でも社交辞令でもない。

私からの返信…

さださんの曲には長崎の風景を思わせるものがたくさんあるけれど、私はその中で「絵はがき坂」にある「活水」という坂にいつか行ってみたいと思っています。

そう、書いた。

すると、コメントのお相手からまたご返信をいただいた。

その内容が…

観光地のオランダ坂が=「活水」(女子大)であり、その活水の坂の上りきったところにコメント主のご実家があった(文面からおそらく今はない)

活水の途中に「ロチさん」という外国人が住んでいたので、地元民はその坂を「ロチ坂」と呼んでいたが、今はその名前を口にする人もいなくなってきた。

そのような内容だった。

私からもう一度返信。

女子大があるから「アンアン・ノンノ抱えた、若いお嬢さんなんですね!」

こんなコメントでの会話をした。

会話は、返信での「イイね」の表示でおわった。

へぇ…そんな奇遇なこともあるもんだねぇ…

と、ぼんやり考えていたが…

いや、待てよ。

そんな簡単な話しじゃないしょ(笑)

さださんの同郷としてさださんの弾き語りを検索して、弱小の私のチャンネルに辿り着いた。

少し良いと思ったので、コメントをしたら返信がきた。

さださんの同級生ということに驚いている。

想像する長崎の風景が好きだということで、いつか活水に行ってみたいという。

この活水のてっぺんには昔、自分の実家があった。

その昔、ロチさんが住んでいたので、みんな「ロチ坂」と呼んでいた。

もう「ロチ坂」と呼ぶ人も少なくなっている。

ざっとこんな話だけれど、ここに小さく見えて、大きな奇跡が含まれている(と、私は思う)

星の数ほどあるチャンネルの中で、偶然「明来の…」に辿り着いたら、活水の実家の話にまで及んだ。

チャンネルに着いたのも小さな奇跡だけれど、さださんの同級生ということも偶然のことだけれど、「活水」がでることで「奇跡」と呼んでもいいほどの会話に発展する。

どこが欠落しても、活水=ロチ坂=実家に行きあたらない。

縁もゆかりもない遠くの地で、たまたまハンカチを拾って、渡した相手と交わした会話のなかで、ハンカチ主の伴侶が私の幼馴染であった…

それくらいの奇跡のような感じ。

私もしみじみしてから驚いたが、コメントをくださった方も驚いたのではないだろうか。

この話を友人にした。

友人は少し興奮して、「すぐ長崎行かなきゃ」と言った。

こんな奇跡はもうない。長崎に行かないと完結しない!

そう力説をしていたが、すぐには行けない。

でも、活水で夢が膨らんだので、いつか、そう再来年あたり行ってみたい。

この気持ちにたどり着いた奇跡は、件のコメントがあったからに違いない。

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