65歳の日記

もはや詐欺かどうかわからない

昨日あたりのニュースで、93億円当選で事前入金の詐欺をくいとめた信金の職員さんと、詐欺撲滅ボランティアさんのお手柄の記事を読んだ。

詐欺にあいそうになった人は70代女性で、説得に1時間かかったらしい。

93億円…

本気にしたのだろうけど、本気ならよく信金まで行けたなぁと思う。

私ならば、心臓が止まる気がする。

それにしても、93億円なんて、詐欺師のほうもおふざけをしているようにしか思えない。

昔は有料サイトを見ただろう…的な脅し文句が書かれたハガキがしょっちゅう届いた。

しかし、今はとんと見かけない。

今はほとんどがスマホのショートメール。

それも、一生懸命に考えているのだろう、新手の方法と文言が並ぶ並ぶ…

今は、「詐欺ありき」で考えているので、すぐに慌てたりはしないけれど、それでも信じてしまう人も多いのだと思う。

あまりにも、手を変え品を変え仕掛けてくるから、こちらも耐性はかなりついた。

4~5日前に、ショートメールが届いた。

まったく心当たりのない内容で、また詐欺だと思った。

ただ、少し違ったのは、そのメールが「催促」だった件。

最初のメールに対応をしなかった顧客に再度送っています、との事。

内容は、決済に使用しているカードのセキュリティが堅固になったから、もしかすると決済に支障がでるかもしれない。

その場合は書面の請求書に切り替えて、一通に対して手数料が330円かかり、請求書に対して支払いのない場合にはインターネットは使用できなくなるとの内容。

自分の契約しているサブスクなどを考えても、これに該当するものはない…

そうは思ったけれど、何故か今回のメールは気になる。

頭にひっかかっていて、ずっと考えていた。

会社名のトップのロゴは覚えがあった。

これは今現在、いろいろな所で見かけるもの。

大きなグループ会社なのだろう。

一応、ショートメールの電話番号で検索をすると、どうやら詐欺の会社ではないようだ。

実在していて、口コミは非常に悪かったけれど、詐欺案件とは違うと思った。

もしかして、放置はまずいのかも…

そう思って、よーく考えてみた。

あ、私、この○○○の人と喋ったことあるわ。

3~4年くらい前。女性だった。

絞り出すと、なんとなく思い出してきた。

「何故、わが社を選んでくれたのですか?」

「知っている会社名だったからです」

こんな会話したわ。

感じのよい若い女性だった。

私が、知っている社名だったからと言ったことにお礼を言っていたっけ…。

そこで、やっとたどり着いた。

プロバイダーだ。

ネットはよく使うのに、私は今だにネットの元とプロバイダーについてわかっていない。

自分はNTT東日本と契約をしていて、引き落としはクレジットだ。

こう思っていたから、メールの内容は「身に覚えのないもの」になる。

でも、そのなんとなくの答えを思い出してから、今の契約の時の書類を探した。

あった…

これまでなんどもネットの環境を変えているから、捜すの大変かも…と思ったけれど、あっさりと見つかった。

何枚もの書類の最後のほうに、件のプロバイダーの書類が出てきた。

あぁ、詐欺じゃなかったんだ。

思い出せてよかった。

手続きしないとな…

そうは思ったけれど、どうにもスッキリとはしない。

もう少し、詐欺と思わせない連絡の方法はとれないものか。

詐欺と思いこんで放置した結果、不都合な目にあうのは困る。

私のようにプロバイダー契約を思い出せずに放置をする人も、一定数いるに違いない。

詐欺対策の裏にある、「詐欺じゃない対策」も考えてもらいたいものだ。

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