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北海道胆振東部地震から6年がたった。
未明に、大きな揺れと食器の鳴る音で、地震だとすぐにわかったけれど、ついに来たか! と思った。
普段吠えない犬も見えない相手に敵意をもって唸っていた。
地震列島の日本では、今も大きな地震があちらこちらで起きている。
北海道は地震が少ないからと甘く考えていた。
場所によっては、大きな後遺症をもたらしたけれど、私の住んでいる街は比較的軽症だったと思う。
電気の復帰に半日から数日かかったくらいだ。
そのあとの物資の不足はしばらく困った。
あの地震のあと、すぐに家具の固定をするグッズを集め、対策をした。
避難用品も、手っ取り早く非難バックごと購入した。
白字に赤十字マークの書かれた、いかにも目立つリュックだ。
それ以外に必要だと思うものは、近場で購入。
使っていないスーツケースにしまった。
簡易トイレも、簡易パーティションも用意した。
もし、万一、今の住まいが崩壊したとして、用意をした避難用品を車に乗せることはできても、車も使用できず身ひとつで…となったら、この大荷物では避難ができない。
そんな事を冷静に考えるようになったのは、もっとずっとあとだった。
避難の時、動物がいるのも大きな問題だ。
飛び散ったガラスでケガをしないように、犬などの靴も必要だと思った。
幸い、ウチは抱えることができるチワワなので、とりあえず抱いて避難することは可能だろう。
大型犬などは普段からじっくりと考える必要がある。
あの地震のあと、しばらくは真剣に災害対策を考えた。
でも、きっと、また頭はのんきな時代に戻っているような感じがする。
地震のあと、非常用にと水と食べ物も用意をした。
現在、水の在庫が少ないので、ここ数年で飲んでしまって、補充をしていないのかもしれない。
これは早急にまた用意をしないといけない。
非常食は、6年後の今が丁度消費期限となっている(半年くらい過ぎている)
去年防災用品のチェックをした時に、2024年の早々には食べないといけないと思っていたのに、すっかり忘れて、今、せっせと食べている。
食べきる前に、食べた分を補充しないといけない。
缶に入ったパンなどはとても美味しい。
ご飯ものもそう悪くはないが、でも、やはりそれほど美味しくはない。
でも、水でもちゃんとご飯ものになるところは素晴らしい。
それほど美味しくはないなんて、憎まれ口をたたいたが、いざとなったらこの美味しさにホッとして、泣けてくるだろうなぁ。
非常食だけでも、まだ数日間の食事が出来る量が残っている。
なるべく早くに食べきってしまわないといけないし、スーパーやキャンプ用品店で非常食の偵察もしないといけない。
サイクルを考えながら、常に防災の準備をしないと、あとで泣くのは自分だ。
いざという時、人の厄介になって迷惑かけるのではなく、少しなら人に回してあげられるくらいの余裕のある状態になっておきたい。
困ったときは…の精神を持っておきたい。
まずは、明日も非常食を食べよう。