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今朝、まだ布団にいる時に懐かしいアイドル「伊丹幸雄」さんの記事を見た。
69歳らしく、やはり年相応に見えたけど、顔自体はすぐにわかった。
「懐かしい~!」とは思わなかった。
伊丹氏のことは、私、わりと常々思い出していたから。
何年も「青い麦」を歌いたいと思っていて、挑戦もしたけど、私の声質では向かない感じがするので、保留になっている。
1972年の曲だから私は中学2年くらい。
たくさんのアイドルがひしめいていた時代だった。
特別伊丹氏のファンではなかったけど、「青い麦」の明るさが好きだった。
ちなみに、ずっと「青い麦畑」だとばかり思っていた。
今でもプロとして歌っておられるらしい。
往年のアイドルがよく「ファン」の話をする。
郷ひろみさんのようにずっと第一線で活躍を続けている人は、デビュー当時からのファンもいれば、世代を変えながらのファンも多いだろう。
もう多くの人の記憶から薄くなっている往年のアイドルも多い。
そんな中年、老年になったアイドルにも「最初からのファン」がいる。
昔は手の届かない存在だったのに、今ではライブのあとに一緒にボーリングするとか、年に1回旅行をかねたコンサートを開いているとか…。
そんな記事を目にすることもある。
なんだか、少し羨ましい。
昔のアイドルが羨ましいのか、ファンの事を羨ましく思うのか… 少し、わからない(自分の心なのに)
おそらくは、一人の人の応援をずっと続けてきた「ファン」の人の事を羨んでいるんだと思う。
私にはできない継続力だから。
好きだったアイドルの人に、自分の名前や顔を認知してもらえるって、すごいよね。
そこがやっぱり羨ましいのだろう。
飛ぶように売れて、はるか遠くの存在だった人。
いつしか、表舞台で見なくなった人。
今なら検索できるけど、ひと昔前までは検索なんてできない。
それでも、継続して情報を手にして、応援を続ける。
すごいことだし、アイドルからしてみれば、これほど有難い存在はいない。
だもの、するよね。ファンとのふれあい。
ファンが楽しみにするのもあるけど、アイドルの方もファンに会えるのを心待ちにする。
そんな関係、やっぱりいいかもなぁ。
私には無理だけど。
そもそも何十年も続けてファンでいることができない。
美空ひばりさんを生前も、そして死後も応援し続けたファンはものすごく多い。
裕次郎さんもそうだろう。
死後何十年も思い続けて、自分が次の世界に向かう時、その熱い気持ちはどうなるのだろうか。
また逢えるのかもしれない。
ふと、今、そんな事を思った。
そう考えると、ファンでいることって、ロマンがある。
伊丹さん、あと15年。84歳まで現役で頑張るらしい。
刺激になります。応援します。